赤錆を黒錆に変える技術|悪化する前に水回りのリフォームに強い業者を探そう
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悪化する前に水回りのリフォームに強い業者を探そう

赤錆を黒錆に変える技術

水道

安全性の高い酸化皮膜工法

水道水が濁るようになったとしたら、給水管が老朽化して内部に赤錆が発生したことによる赤水の可能性があります。1970年代以前に設置された古い給水管には亜鉛メッキを施した鋼管が使われていたため、経年劣化による赤錆が発生しやすかったのです。1980年以降に設置された給水管の場合でも、ビニールライニングでコーティングされた鋼管の継手部分に赤錆が生じる場合があります。こうした赤錆の成分が混じった水道水を飲用水として利用していると、さまざまな健康被害の恐れも出てきます。給水管赤錆対策を実施することで赤錆も改善されますが、工法によって費用や効果に違いも見られます。給水管赤錆対策には古い給水管を新しいものと交換する配管工事の他、ライニング工法や磁気装置工法・脱気工法などの種類があります。いずれの工法にもある程度の一長一短がある中で、人体への影響が最も少なく安全性が高いのは酸化皮膜工法です。この方法では給水管内に生じた赤錆を結晶構造の異なる黒錆へと変えることで赤水を改善させます。赤錆は結晶構造が脆いために剥がれやすくなりますが、緻密な結晶構造を持つ黒錆はむしろ給水管面を保護し赤錆を防止してくれるのです。

配管工事よりも低コスト

給水管内部の赤錆が著しく進行していてダメージが大きいケースでは、給水管ごと交換する配管工事が必要になることもあります。その場合は大がかりな工事となりますので、給水管赤錆対策としては最も高額な費用が発生し工期も数ヶ月単位に及ぶ例が少なくありません。水道工事業者に相談すれば赤錆による給水管のダメージ程度が診断され、酸化皮膜工法が可能かどうか判定してくれます。幸いダメージが比較的軽く酸化皮膜工法での改善が期待できる場合は、配管工事よりも低コストで工事が済ませられるのです。工期も通常は半日から1日程度という短い期間で済みますが、赤錆の洗い出し期間が設けられるため効果が表れるまである程度の日数も要します。酸化皮膜工法では給水管そのものよりも水道水の方に働きかけ、炭酸カルシウム被膜と結晶構造の安定した黒錆の形成を促していきます。この過程で赤錆も黒錆へと徐々に変化していくため、一度黒錆の層が形成されると赤錆が発生しにくくなるのです。配管工事をすることなく赤水を解消させる工法は他にもありますが、飲料水利用の多い一般家庭に適した安全な給水管赤錆対策として酸化皮膜工法の施行例が増えています。